その夫婦喧嘩、離婚するしかないのでしょうか?

夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

 

「言い争いが絶えません。こんなに価値観が違うのなら、離婚するしかないのかと思います。」

このように言って相談にみえるご夫婦がたくさんいます。

しかし、相談にみえると言うことは迷っているのです。

そして、何とかしたいので二人で相談に来ているのです。

相談に二人そろってくることができたのであれば、80%解決に向かっていると思ってください。

 

夫婦によって原因も問題も解決方法も違うので、単純にはお話しできませんが、妻の言っていることが夫には理解できないので、怒る、いじける、無視、で対抗するために夫婦喧嘩になってしまうことが多いです。

 

例えば家事

妻「もう!ちょっとは手伝ってよ!!」

夫「何やればいい?」

妻「そんなこと自分で考えて!」

夫「わかるかそんなこと!」

奥さんはシンクに山盛りになっている食器を洗っています。

 

「皿洗ってるんだからあなたは拭いて食器戸棚にしまって」

なのか

「そこに取り込んだ洗濯物があるんだからたたんで」

なのか

「子どもをお風呂にいれる準備して」

なのか、

難解な問題の答えはどれでしょう?

 

「毎日のことなんだから、言わなくてもわかるでしょ。」

「私の動きを見れば察しが付くでしょ。」

「大人なんだからわかるでしょ。」

「会社行って給料もらってるんだからできるでしょ。」

 

いやいや、妻の想像していることを、それ以上のことをピッタリできる人はそうそういません。

ムカついていると何をやっても腹が立ち、妻の方も正解が無くなってしまいます。

夫は妻の気持ちがわからず正解が出せません。

 

「そんな言い方するならもうやらん!」

と夫は怒り出します。

「せっかくやったのに文句ばっかり言うから嫌なんだ。」

といじけます。

口ではかなわないとなると無視します。

そして、さらに攻撃されると大きな音や声で威嚇します。

 

しかし、夫婦でそれぞれにお一人ずつ話を聞くと切なくなってしまいます。

 

妻「私の話に少しだけでも耳を傾けて欲しいです。」

大変なことを分かって欲しい、ふたりでいても孤独なのです。

 

夫「何を望んでいるかわかってあげられないし、気持ちをうまく表現できません。」

優しい気持ちはあるのに、理解できない不安から逆の態度をとってしまいます。

 

家事をやるやらないなんて問題ではなく、気持ちが分かり合えないことがお互いに寂しくて悲しくて怒りにまで達します。

察することが得意な女性は気が付かない男性の気持ちがわからず、わかっているののやってくれない、できるのにやらないと考え、軽く見られていると思います。

気が付かない男性は女性に指摘されると、自分のことを否定されたと考え、馬鹿にされているように感じます。

 

お互い同じように傷ついて、価値観が違う、性格が合わないと夫婦喧嘩になってしまいます。

お二人の気持ちを通訳し、私から見えるそのご夫婦のかみ合わない理由を伝え、そのご夫婦にできる解決につながる具体的な行動をご提案します。

 

「そんなことを思っていたとは知りませんでした。」

「そういう意味だったのですか。」

みなさんが良く言われる言葉です。

 

「もう一度、できることをやってみます。」

「来てよかったです。」

 

相手の気持ちになって考えてみたとしても、相手の頭の中に自分の頭の中身を入れて考えてはいけません。

より一層相手の言動が理解できなくなります。

 

自分の価値観を知り、相手の価値観を知ると、お互いの違いに気づき認められるようになります。

夫婦と言えども他人です。

しかしこれを理解することもなかなか難しい。

夫婦問題をたくさん見てきた第三者の意見に耳を傾けてみるのはいかがでしょう。

 

「離婚するしかないのだろうか」と思ったときは一度ご検討ください。

 

夫婦問題・離婚問題相談室リボーン

 

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