日本結婚教育協会 性のプロジェクト今枝朱美です。
昨日はわたしにとって初めての行政のお仕事でした。
奈良県上牧町のかんまき未来創造マリッジサポーター養成事業は、上牧町の思いと棚橋代表が結婚教育を通して望む思いがひとつになり実現となりました。
おせっかいOBACHANをたくさん増やし人間関係の循環をよくしたい、それにより少子化晩婚化対策や離婚率を低下させること、高齢化社会に向け誰もが生涯現役で社会のお役に立つことができることとなり、結果として考えられることは盛りだくさんです。
そのためには一時的な流行りにとらわれることなく、腰を落ち着け腹を決め取り組まなければいけません。
全国初のスクール形式で行われるマリッジサポーター養成授業の中で、私が受け持たせていただいたのは「男女の性について、性に関する課題の様々」マリッジサポーターに必要な性の知識です。
夫婦相談をしていていつもいつも思うことがあります。
「結婚前に知っていたらこんなことにならなかったのに。」
私はそれを正しく伝えるために結婚教育を学びました。
そしてその中でも今回は私の一番伝えたいパートナーとの性のお話を行政の事業の場でさせていただける機会を与えていただきました。
上牧町の関係者の皆さま、棚橋代表、ありがとうございました。
マリッジサポーターの皆様に知っていただきたい
「結婚前に知っていたらこんなことにならなかったのに。」
をふんだんに取り入れ、
・性の素晴らしさ
・性の知識
・コミュニケーションをとることの大切さ
・現代の若者の時代背景
・サポーターとしてのアドバイス
のお話をさせていただきました。
休憩時間に入ってもたくさんの質問をいただきました。
「これって、結婚前の人にきちんと教えないといけないですよね。」
「こういう話、聞く機会なかったです。」
「知らないことがたくさんありました、これは何ですか?」
「この場合はどのように伝えたらいいですか?」
男女共皆様が、性について学ぶことの必要性を強く感じてくださいました。
夫婦相談の現場で起きている性の問題は、皆様にとっても関係のないことではなく、知っておきたいことなのに知る機会のなかったことだったようです。
喜んでいただき、本当に良かったです。
NPO法人結婚教育協会 性プロジェクトリーダー今枝朱美です。
恋愛期間のパートナーとの性について、自分の考えを持っていますか?
「結婚するまでからだの関係を持つべきではない。」という考えもあるでしょう。
「それも含めて恋愛なんだから、楽しみたい。」でもいいと思います。
リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康・権利)の考えもあるように、自分の意志で選択して欲しいと思います。
「嫌われたくないから、彼の望むようにしよう。」
「付き合ってるんだからやらせるのは当たり前。」
など、デートDVに発展しないように。
DVは男性が加害者女性が被害者となる場合だけではなく、当然逆もあります。(約4対1)
性暴力でも男性が被害者となる場合もあります。
しかし、生殖の性を考えるとどう頑張っても男女平等という訳にはいかず、男性は妊娠させる性、女性は妊娠する性のため、望まぬ妊娠をしてしまった場合、身体の被害者は女性になってしまいます。
恋愛期間の愛し合っている男女が性的な関係を持つとき、不安のないセックスをして欲しいです。
不安があるとセックスが幸せでステキなものにならないのです。
不安とは何でしょう?
妊娠の不安
性感染症の不安
性交痛の不安
身体のコンプレックスに対する不安
セックスのテクニックの不安 etc
性について言葉にすることが難しいことは良くわかります。
恥ずかしい、いやらしいと思われたくない、経験が多いと思われたくない、経験が無いことを知られたくない。
性の相談を受けたり、勉強(日本性科学会、日本家族計画協会)するようになって良くわかったんです。
私もそうだけど、みんなそれほど知ってるわけじゃないんだなって。
それに新しく出会ったパートナーとは初めての組み合わせなんだから、今までの経験なんて参考程度にしかならないんだなって。
相手のことは何でも知りたい、自分のことをすべてわかって欲しい気持ちを込めて、ゼロから二人の関係を作っていくために、不安に思う事を話し合い解決して、セックスするのならして欲しいです。
快感は脳で感じます。
不安を抱えてのセックスなんて気持ちいいはずないんです。
妊娠の不安と性交痛は圧倒的に女性ですから、もっと真剣に考えてください。
男女とも信頼できる相手との不安のないセックスはすごく幸せな気持ちになると思います。
そして、それができる相手を結婚相手に選んで欲しいなと思います。
更に言えば、恋愛中の女性は自分の選択でピルを使用し妊娠をコントロールし、二人で性感染症検査をし問題が無ければコンドームなしのセックスを選択する時代が来て欲しいと思います。
結婚教育協会 性のプロジェクトリーダー 今枝朱美です。
恋愛時代は我慢して相手の性に合わせていたけど、結婚したら、子どもができたら、我慢する理由が無くなってしまった。
このようなことありませんか?
「夫は付き合っている時から、私に恥ずかしいことをさせるのが好きでした。カーテンを開け窓の近くに立たせてしたがるのです。もう我慢できません。離婚したいです。」
「夫は私が大きな声を出して喜ぶのが大好きです。頑張って合わせていましたが、もうできません。子どもも授かったし、もう一生したくありません。それが無理なら離婚でも仕方ありません。」
彼女が嫌がっていたり断っているのに強制してきたらデートDVですが、夫側の話も聞いてみると、
「妻のことが大好きです。妻も喜んでいると思っていました。」
「今までそんなにひどいことをしていたなんて、思ってもいませんでした。どうしたらいいのでしょう。」
このような返事が返ってきます。
「嫌われたくないから、結婚したいから」と考え男性に合わせ、嬉しいふりや喜んでいるふりをすることは、結果男性に勘違いをさせてしまいます。
逆にこのようなこともあります。
「つき合っている時は会うたびごとにありました。それなのに、結婚したら私から誘っても疲れていると断られ、あっても3か月に一度くらいです。このままでは新婚でセックスレス突入、この先が不安です。」
次にいつ会えるかわからないとその気になるけど、いつでもできると思うとその気にならないのです。
恋愛期間は好かれたいから張り切ってリードし、彼女が喜ぶことをしてあげなければと頑張ります。
相手のことを知りたいわかって欲しいと思っている恋愛期間こそが、聞いたり伝えたりするチャンスです。
性に対する思いも、嫌なものは嫌だと言えばいいし、相手を知りすり合わせる努力が必要です。
性癖も特殊なものになると我慢や努力ではどうにもならないものもありますし、逆に合えば最高のパートナーです。
恋愛期間の性の在り方をもっと大切に考えてください、恋愛期間から新婚生活への移行は結構重要なポイントです。
次回の大人のための結婚教育講座は、恋愛新婚の時期に必要な結婚教育と性の知識です。
4月15日(土)2:00~3:30 ウィルあいち 参加費1,000円 どなたでも参加できます。
参加希望の方は、imaeda@fuufumondai.com にメールくださいね。
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
結婚(入籍)し、新婚生活を楽しみ、お互いの生活リズムが整い、「そろそろ赤ちゃんが欲しいね。」となった時、子宝に恵まれるのが望ましいことだとは思います。
しかし、お付き合いが始まり愛し合っていれば当然のことながらお互いのからだを求め合い愛情を深め合う性行為はあり、妊娠する可能性もあるわけです。
中高生の話ではなく成人の話です。
私個人的には、親の世話になり学校に行かせてもらい自立できていない時期、責任を取ることができない人のセックスは賛成していません。
成人となり愛する人とお付き合いをしている間でもやはり避妊は必要です。
いろいろな避妊方法がありますが、価格や副作用などから考えても結婚前の場合はコンドームの使用が一般的かと思います。
二人とも性病に感染していなくて他にパトナーはいないという前提で、避妊についてのみのお話です。
コンドームも使わずに、
「膣内で射精してないから大丈夫。」
「排卵日は避けているから大丈夫。」
「生理中だから大丈夫。」
これらは問題外ですが、コンドームを使用しているからといって100%安全ではありません。
なぜならば多くの方がコンドームを正しく使えていないからです。
*古くないですか?
*財布の中で傷ついていませんか?
*ラブホテルに置いてあるものは信用できますか?
*サイズはあっていますか?
*袋を破くときに傷つけていませんか?
*爪は短く整えてありますか?
*精液だまりの空気を抜いて装着していますか?
*裏表間違えて一度接触させてからひっくり返していませんか?
*包皮をしっかり根元にさげゴムを伸ばし、包皮とともに上にあげさらにゴムを伸ばし、最後までゴムを下ろしきっていますか?
*一度使用したものをもう一度使用していませんか?
*早漏防止に2枚重ねて使用していませんか?
*射精時だけでなく挿入の最初からつけていますか?
*途中で外れず射精後すぐしっかり抜いてから外せましたか?
どうでしょう、完璧ですか?心配になった方はこちらの動画をご覧ください。
これを知ってほしいのは男女共にで、全部男性任せにするのはちょっとかわいそうです。
ムードを壊さず女性に気づかれず一連の行動をすることはかなりのベテランでも難しいでしょう。
女性も積極的に「わたしもやってみた~い」と挑戦してみてください。
つけるのが面倒くさいとか、つけない方が気持ちいいから嫌だというふざけた相手とはさっさと別れましょう。
普通サイズが抜けやすい方、きつくて痛い方は大小サイズもあります。
早漏ぎみの方には0.1ミリの厚いものもあります。
薄いのもゴム臭のないものホットジェル付きやパッケージの可愛いものもいろいろあります。
ふたりで楽しくコンドームを選び正しく使って、安心してセックスを楽しんでくださいね。
NPO法人日本結婚教育協会
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
結婚する前のお付き合いの段階を考えてみましょう。
気になる女性が現れ何とかして仲良くなりたいと思うとき、その女性に興味津々だと思います。
デートしてもらう為にはどうしたらいいだろう。
遊園地、映画、ドライブ、買い物、スポーツ観戦、何が好きなんだろう。
オシャレなカフェでお茶して、お散歩して、夕飯はどうしよう。
今流行ってるのは何だろう。人気のお店をネットで調べようかな。
彼女の好き嫌いをリサーチしたい、といろいろ考えると思います。
いろいろ考えた結果、初めてのデートだからと気取らずに、いつものお気に入りの近所の中華にしたとします。
「ここの餃子、最高なんだ!」(知らないお店で失敗したくないからな。)
「わぁー、私餃子大好き♡ おいしいね。」(行きつけのお店を私に紹介してくれたんだわ。嬉しい。)
「だろう。何度食べても飽きないんだよ。」(気に入ってくれてよかった。気楽なお店が好きなんだな。)
最初はこれで良いとしましょう。
これが2回3回、10回と続いても何も言わず近所の中華ですませていたとしたら・・・
(庶民的な彼女でよかった、気を使わなくていいし、家から近くてその後便利だし。)
これで良いんだと思って男性は自分のペースを続けます。
(また中華?!たまにはオシャレなイタリアンも行きたいし、ファミレスでもいいからほかのものも食べたいわ。それよりも何よりも私の気持ちは考えてくれないの?!私だって食べたいものあるのに。)
彼女が不満なことに気づく訳もなく、ずるずると続いてしまいます。
いかがですか?
「嫌なら言えばいいのに」と思いましたよね。
これがセックスだったらどうでしょう?
けっこうあるように思います。
最初は彼のことが好きだから良かった、でも毎回彼の好きでラクで慣れているパターンが続くと、「私のこと考えてくれてないの?」と不満になってきます。
でも女性がああしてこうしてとは言いにくい空気があります。
「俺がへただって言いたいのか。」
「前の男がそうしてくれたのか。」
「いやらしい女だな。」
「ずっと不満だったのか。」
あなたはそうではないと思いますが、そういう男性がまだまだいるのです。
そして、そう思われたらどうしようと心配して、言えない女性もまだまだいるのです。
最初のデートは男性がエスコートし、相手が喜ぶことを一生懸命考えるのと同じように、そして、彼女に「趣味は何?」「何が好き?」と聞いてあげるのと同じように、セックスの時も彼女が喜ぶことを一生懸命考えてあげて、そして聞いてあげてください。
「好きだから」で、問題にしないまますぎてしまったり、遠慮して今は言えないけどがずーっと続いて結婚してしまい後々離婚問題に発展することは良くあります。
お互いに相手のことを思いやり、いつも興味をもって接することを忘れないでお付き合いしてください。
気持ちは伝わりますので自然に相手も同じようにしてくれることでしょう。
そして良い循環がうまれます。
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
いつでも結婚できる状態にある女性たちへ
どんな世の中になろうとも、「いつかきっと私を幸せにしてくれる白馬に乗った王子様があらわれるに違いない。」と夢見ていますよね。
まあ、それはちょっと違ったかな?と現実に気づいたとして・・・
セックスに関してはまだまだ男性任せの女性が圧倒的に多いですね。
「彼が私を夢の世界に連れて行ってくれるはずだ。」
「彼が私にお花畑を見せてくれるに違いない。」
「早く全身に電気が走る感覚を味合わせてくれないかなぁ~」
すべて男性にゆだねて、任せて、せいにして、いけないのを男性だけのせいにするのはちょっとかわいそうです。
夫婦問題の相談にみえた女性たちと話をしていると、みなさんイマイチだと言いながら、
「で、どんなふうにせまられると燃えるの?」
「え~~?どんなふうにって言われても・・・わかりません。」
「じやあ、どこをどんなふうにされると感じるの?」
「自分ではよくわかりません。」
自分でもわからないことを、彼にしてって言ってもそれは難しいでしょ??
小説や映画、レディスコミックなどで、自分の好きなシチュエーションを知ることも大事だし、大丈夫ならアダルトビデオなどに挑戦してみるのもいいかもしれません。
(アダルトビデオは男性の夢と妄想で制作されたもの、現実ではないことをお忘れなく。)
わたしもそれでけっこう自分の好きなことと嫌いなことがはっきりしたような気がします。
自分で自分の心とからだを知ることは大切なことですよ。
そのうえで相手を思いやる気持ちを忘れずに、嫌なことはイヤ、してほしいことはしてって遠慮しないで伝えます。
彼からのアプローチを一方的に待ち、白馬に乗った王子様が夢の世界へつれていってくれないと文句を言うのはやめましょう。
セックスについてお互いに歩み寄りすり合わせていくことができる相手となら、結婚生活も同じようにうまくできると思いますよ。
そんなふたりで素敵な関係をつくっていけるような王子様を探してくださいね。
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
現在結婚を考えながらお付き合いしているあなた、注目!!
私が夫婦問題の相談でお越しくださる方に必ずお聞きすることの中に、性についてがあります。
お付き合いの時のデートの頻度とセックスについて
そして現在に至るまでのセックスについて
現在は問題があり相談にみえているのでほとんどがセックスレスですが、皆さまお付き合いの時は問題が無かったように言われます。
しかし特に女性に言いたいです。
問題が無いというのは良かったとはちょっと違うのです。
「好きだから気になりませんでした。」
「嫌われるのが嫌だから言えませんでした。」
「今はダメでもそのうちよくなるかと思いました。」
「ショックを受けるのがかわいそうだから言えませんでした。」
何と、相手に良かれと思い満足しているようなふりをしているのです。
いけませんね~。
男性は気づくはずがありません。
ガマンの先に楽しい結婚生活はありません。
だますつもりはないとしても、もう少し積極的に取り組みましょう。
結婚生活が始まると、仕事プラス家事や雑用に追われ恋愛時代のようにはいきません。
約束して、待ち合わせして、お食事して、夜景みて、そんな前戯も無くなってしまいます。
本来は新婚期間に楽しみ培っていくものですが、共稼ぎになり晩婚化になってしまった状態では、妊活にエネルギーを注ぎさらにセックスレスに拍車をかけてしまうのが現状です。
お付き合い期間に、相手のことが大好きで大好きで仕方ない時こそ、セックスについてどうしてほしいのか言える間柄で愛をはぐくんでくださいね。
つつましやかな日本女性が恥ずかしくてそんなこと言えないのは良くわかりますが、初めに言えたらずっと言える関係でいられますし、そんなことで怒るような相手とはこの先結婚しない方がいいと思います。
そのためには、しっかり避妊をして心配のない状態で楽しむことも重要なことです。
『こどもから大人まで 性のステキを学べる聞けるプロジェクト』
プロジェクトリーダー今枝朱美、夫婦相談の現場から性について考えます。
性のステキを学ぶことで、人生を潤いのあるものにしましょう (^^♪
特別枠で男性の恋愛相談などもしています。
結婚時の奥さまとは、生殖のためだけの合理的なもので、カレンダーに印のある日だけで、決して失敗は許されないものでした。
離婚後ずっと女性との恋愛は無く、50歳を過ぎ仕事も結果を出しひと段落し、そろそろ次の恋愛を考えてみたい思いはあっても、感覚を忘れてしまい一歩を踏み出せない男性でした。
2か月に一度のカウンセリングでは、男としての自信の復活、過去のトラウマとなっている性についてのお話し、女性の考え方についてや実際のデート時の会話についてなどをリラックスした雰囲気でお伝えしています。
この男性、1年近くにわたるゆっくりしたペースのカウンセリングが功を奏し、このたび10年以上ぶりに女性とお泊りする運びとなりました。
カッコつけない、見栄を張らない、いばらないという男性の姿勢に対峙すると、女性は母性本能がムズムズと湧き出てきて優しく包んでくれます。
お互いに穏やかな気持ちでのセックスはとても安らぎ、結果として思った以上にうまくいくものです。
「自分では早漏だと思っていました。自信がなかったけどそんな心配もなく二人ともが満足することができました。」
何で早漏たと思っていたかと聞くと、オナニーではすぐいってしまうからだそうです。
そりゃそうですよね、熟知した自分のからだに好きなペースで強い刺激を与えるのですから。
早漏なんて気持ちの持ちよう、心のコントロール次第です。
性的興奮は交感神経が心身を活発にさせ起きますが、勃起の持続は副交感神経が心身をリラックスさせている状態です。
ですから、緊張したり焦ったりしているとうまくいきません。
勃起が持続しなかったり、急にスイッチが交感神経に切り替わり射精してしまいます。
そして男性は最終的に射精することにこだわりがちですが、女性は射精にそれほどこだわってはいないものです。
いかなくたって(射精しなくたって)いいんです。
わかっていない女性が、「私が良くないから、、、」なんて言ったら、
「君と何回もしたいからまだ出さないよ。」とか
「いくだけが気持ちいいんじゃないんだよ、次のためにとっておくね。」
と言ってあげてください。
年齢を重ねた男性はこれくらいの余裕が欲しいものです。
社会的地位や名誉があり一生懸命頑張って結果を出してきた、弱みを見せることの苦手な男性は、私と話すことが良いリハビリになるのだと思います。
人生80年90年、まだまだこれからです。(話が老年期にシフトしてきましたが、、)
男性の皆さま、勃起や射精にこだわらない性もありますので、死ぬまで性を楽しみましょう。
夫婦相談の現場から性について考える 今枝朱美です。
親の保護のもとから離れ、精神的にも金銭的にも独立している一人の大人であれば、セックスを楽しむことも自由だし、大いに結構だと思います。
しかし、セックスは相手のあることですので、お互いの意思を尊重することが大切です。
お互いの意思を尊重といっても、相手の意思を尊重しすぎて本当は嫌だけど我慢して合わせることはやめてください。
結婚したいと思う相手ならなおさらです。
大好きな時はそれも愛なのかと思っていても、結婚すると「愛だと勘違いしていた」と後悔し、結婚後の性生活がうまくいかないことが良く見受けられます。
全くの勘違いで「本当にやめて欲しい」と私が思う事3つ。
1つ、避妊しないセックス。(オギノ式、膣外射精は避妊に入りません)
愛しているから直接つながってひとつになりたいなんて大勘違いです。
男性に言っているように聞こえますが、男女共通の話ですよ。
相手を大切に思うなら、自分と将来結婚するであろう人との人生を大切に考えるなら、性病にかかるリスク、望まぬ妊娠をするリスクを考え、セックスする相手とは最低限コンドームを使用してください。
性病、望まぬ妊娠がその後の人生を大きく変えてしまうことはわかると思いますが、運よく性病でもなく妊娠しないで避妊めんどくさい派の相手と結婚した場合その後どうなるでしょうか。
結婚し子どもが生まれる。
妻は育児が大変なので、年子での妊娠を避けるためにここでやっと避妊してのセックスを望む。
夫はコンドームの使用が好きではないので使用を拒む。
妻は避妊なしのセックスは怖いのでセックスを拒む。
避妊しないでセックスしていたことが愛ではなかったことに気づく。
セックスレスとなる。
2つ、毎週会うたびにセックスをする。
本当に二人が同じ気持ちで求め合いそうなるのであればよいのですが、お付き合いしているのだからセックスするものだという思い込みや、相手に嫌われたくない気持ちから我慢してペースを合わせてはいけません。
付き合っている時は好かれたいから我慢できても、結婚してしまうとホッとして男女とも我慢してまで合わせられなくなるようです。
男性はいつでもできると思うとそれほどしたくなくなる。
女性は日常の生活からいきなり気持ちが切り替えらず、する気にならない。
そしてそれぞれに、付き合っている時はあんなに愛し合ったのにもう愛がなくなったに違いないと思い込みセックスレスとなる。
3つ、相手のセックスに不満があっても言わない。
アダルトビデオの影響もあり、男性は女性を乱暴に扱っても徐々に感じていくと勘違いし、女性は感じていなくても声を出すと男性は喜ぶと勘違いしている。
男性は経験が少なかったりあまり得意ではないことを隠そうとして見栄を張る。
女性はわかっていたり、して欲しいことがあっても言えずに知らないふりをして流れに任せる。
お付き合いの時に通してきたことを結婚してから変えるわけにもいかないが、不満が蓄積されていつしか露見する。
結局夫婦そろっていつまでたっても気持ちいいセックスができない。
夫は妻にバカにされていると思いできなくなる。
妻は夫にふしだらだと思われたことにショックを受けしたくなくなる。
セックスレスとなる。
どうですか?
「そんなバカな話は無いだろ。」と思うならあなたは大丈夫だと思いますが、私が夫婦のセックスレスのご相談を受けている中ではよくある話です。
特に恋愛経験の少ない方、セックス経験の少ない方は要注意です。
セックスは男女対等の立場で楽しむもの、お互いの価値観を知りパートナーを選ぶ時の一つに入れることは、最後を迎える時まで続くセックスライフを共に楽しむためにも大切なことです。
結婚するまではとふたりで大切にとっておくことも一つの価値観ですが、結婚前に「そんなこともあるのか」と知っておくことは、結構役に立つことだと思いますよ。
いつもはあまり関わることのない男性たちの雑談の中に入る機会があった。
「不倫相手を孕ませて、会社の産業カウンセラーに相談するわけにもいかない人がいて・・・」
というフレーズが耳に入ってきた。
「孕ませる」かぁ。。。
悲しいなぁ。。。
夫婦問題の相談中とか結婚教育の勉強中には出てこないワードだ。
辞書にもある、「体内に子を宿す、身ごもると」いう意味の言葉ではあるが、私にはどうしてもずしんと重く心に引っかかってしまう。
常日頃耳にしないのは、相談を持ち掛けているカウンセラーという立場の私に使わないだけかもしれないが、とすれば世間的には使ってはいけない言葉だという認識はある言葉だということだ。
結婚して待望の赤ちゃんが授かったとき、「奥さんを孕ませました。良かったです。」とは言わない。
女性を侮辱しているとさえ感じた。
そもそも、妊娠とは愛の証で、責任を持った者同士対等な立場で行った性行為の結果だと思う。
それを、させたとかさせられたとかも納得できないし、させたってどれだけ上から目線なんだろう、とも思う。
男性社会ではいたって普通の会話で、誰も何も引っかからないこと、発言した人は決して悪い人でもなく、いけないことを言ったつもりも無いことは良く解る。
でもそれが現実であるならば、結婚教育を広めること、正しい性を語り続けることはやはり私の使命であると再認識する出来事だった。