母性神話 妻が子どもを愛することはあたりまえのことですか?

夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

 

何千組というご夫婦の相談に乗ってきましたが、悩みも違えば相手も違い環境も状況も違います。

解決方法はすべて違いますので、検索ノイローゼにならないでくださいね。

自分と同じでピッタリなものはなかなか見つかりません。

 

ところで、相談をしていていつも気になることがあります。

それは相手のことを自分の価値観で判断してしまっているということ。

「価値観が違うんです。」

と言いながらも、自分の価値観で相手の気持ちを想像し、悲しみ怒っている。

 

たとえば

妻が自分の思うように子どもに愛情を注がない。

逆は想像しやすいでしょうが、夫の方が子どもをかわいがったり、育児が得意だったりすることもよくあります。

(逆ならあるあるで、どっちが得意でもいいんですけどね)

男の俺ができることが、どうして女であり母親である妻ができないんだろう、子どもを愛していないに違いないと判断。

夫から毎日怪訝(けげん)そうな表情をされ、ダメ出しをされたら、妻は委縮してできることもできなくなってしまいます。

「いいよいいよ、ぼくがやるよ。できるから。」

と言われても、

「また否定された。私は馬鹿にされている。」

と思い、これをモラハラだと感じて悩み、鬼と変化する方はたくさんいます。

 

家事に好き嫌いがあり、得意苦手があることはずいぶん理解されてきました。

しかし、子ども愛し守り育てることは本能で、母親なら誰でもできると思っていませんか?

人間の本能としてあるのかもしれませんが、それが行動に移せるかどうかは別だと思います。

子どものころから愛され肯定されて育ってきたか、現在は衣食住は足りて健康かが影響してきます。

 

育児は学習で補えますが、わが子を愛することは経験です。

自分と相手の育った経験は違うはずです。

もし妻がわが子に愛情を注ぐことが苦手かも?と思ったら、夫であるあなたが妻の心を愛情で満たしてあげてください。

 

怒っている人は困っている人です。

妻が赤ちゃんからやり直すことは難しいので、夫であるあなたが無償の愛で包んで愛を経験させてあげてください。

 

ひとりで悩んでないで、私に話しに来てくださいね。

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夫婦同席相談もお受けしています。

片方に席を外していただき、それぞれにお話を聞く時間も設けます。

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