釣った魚にエサをやらないのとは違ったのです

夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。

新婚さんのご相談も多いです。

戦時中までは、親の決めた相手といきなり結婚することになり、結婚式で横に並んで初めて顔を見たってこともあったと聞きますよね。

今ではそんなことはありません。

恋愛だとしてもお見合いだとしても、何回かはデートを重ね、この人なら大丈夫と思い自分の意志で結婚を決めていると思います。

それではそれでこんなはずではなかったと、

「お付き合いの時は優しかったのに、結婚したら冷たくなった。」

「恋愛中はイチャイチャしていたのに、結婚したらさっぱりしなくなった。」

と悲しそうに話す奥さんが多いです。

これって「釣った魚にエサをやらない」と思われているのでしょうか。

 

それとも、旦那さんはそとづらがいいのでしょうか。

私は夫婦同席相談が多いので、旦那さんからもお話を聞くのですが、

夫「結婚してもプレゼントを買うんですか?家計が一緒なんだから自分で好きなもの買えばいいですよ。」

夫「家の中でくっついたりキスしたりしないですよね?夫婦なんですから。」

と、真顔でお話されます。

「そんな人いるわけないでしょ。」と思うでしょうが、そんな人たくさーーーーーんいるのです。

核家族化が進み、近所づきあいもなく、親の夫婦関係が100%のお手本になっています。

(母親は父親に話さず好きに買い物していた。)

(両親は子どもの前で一切スキンシップをしなかった。)

それで何の問題もなく家庭が回っていたら、疑問に思いません。

性のお手本となってしまっているアダルトビデオでは、夫婦の日常は描かれず、性の対象は妻以外になっています。

お互いの「夫婦とは、結婚とは」の当たり前が大きくズレていることに本人たちは気づかないのです。

一昔前の「釣った魚にエサをやらない」とは違ってきています。

ご主人は嫌いだからしてくれない訳ではないかもしれないので、怒ったり責めたりせず、寂しい気持ちを簡潔に伝え、して欲しいことを具体的に話してみてください。

自分だけではうまく相手に伝えることができない時、どのように伝えればよいかわからない時は相談に来てください。

 

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