「男とは女とは」の思い込みに気づくこと

夫婦問題カウンセラー 今枝朱美です。

夫が話を聞いてくれないから悲しい、わかってくれないから腹が立つ。
とご相談に見える奥様。でもよくよくお話をうかがうと、
「専業主婦なのに家事が完璧にできていないように思い不安。」
「働きたいけど、雇ってもらえるのかできることがあるのか不安。」

自分の不安を相手への不満に置き換え、責めることで自分を保つ気持、わかります。
私もパート収入しか無い自分を卑屈に思っていた時期がありました。
男は仕事、女は家事子育て、と考え完璧を目指しどんどん自分を追い込んでしまう。
かと思うと、世の中で「女性の社会進出」と聞くと焦り、「イクメン」と聞くと夫を責める。

今までの自分の「男とは女とは」の既成概念に縛られながら、ネットやテレビの情報に翻弄されて辛くなる方、本当にたくさんいらっしゃいます。

社会で作られた男女の役割に振り回される必要は無く、自分の家庭をつくればいいのですが、長年かけて培ってきたそれぞれの価値観はそうそう簡単に変わりません。
自分の思い込みに気付き、相手の思い込みを知り「それでいいのだー!」と、(バカボンのパパのように)ストンと腑に落とすのがこれまた難しい。

「不衛生なほどゴミ屋敷じゃなくて、飢え死にするようなことが無ければ何だっていいよ。夫婦が良ければ大丈夫。笑顔ですごせることが大事だよ。」とお伝えしています。

「相手が望んでいるだろうから嫌だけど我慢してやる。」じゃなくて、「自分もそう思いそうしたいからする。」「相手が喜ぶことをするのが嬉しいからする。」方がだんぜん楽しいです。

仕事も家事も子育ても、どっちがやってもいいしふたりでやってもいいし、お金があるなら働かなくていいし、家政婦雇ってもいいし、お金が無いなら稼げばいい。

社会的環境から形成される男女の役割への思い違いや思い込みに気づいたら、夫婦関係が今よりもっとラクになるところがたくさんあると思いませんか?

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