「孕ませる」という言葉にショックを受けた話

いつもはあまり関わることのない男性たちの雑談の中に入る機会があった。

「不倫相手を孕ませて、会社の産業カウンセラーに相談するわけにもいかない人がいて・・・」

というフレーズが耳に入ってきた。


「孕ませる」かぁ。。。


悲しいなぁ。。。


夫婦問題の相談中とか結婚教育の勉強中には出てこないワードだ。


辞書にもある、「体内に子を宿す、身ごもると」いう意味の言葉ではあるが、私にはどうしてもずしんと重く心に引っかかってしまう。


常日頃耳にしないのは、相談を持ち掛けているカウンセラーという立場の私に使わないだけかもしれないが、とすれば世間的には使ってはいけない言葉だという認識はある言葉だということだ。


結婚して待望の赤ちゃんが授かったとき、「奥さんを孕ませました。良かったです。」とは言わない。


女性を侮辱しているとさえ感じた。


そもそも、妊娠とは愛の証で、責任を持った者同士対等な立場で行った性行為の結果だと思う。

それを、させたとかさせられたとかも納得できないし、させたってどれだけ上から目線なんだろう、とも思う。


男性社会ではいたって普通の会話で、誰も何も引っかからないこと、発言した人は決して悪い人でもなく、いけないことを言ったつもりも無いことは良く解る。


でもそれが現実であるならば、結婚教育を広めること、正しい性を語り続けることはやはり私の使命であると再認識する出来事だった。

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